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トライ・ウッド [輪掛け乾燥]
現在、家づくりに使われる木材のほとんどは人工的に短時間で乾燥させたものです。しかし、もっと「木」本来の良さをいかし、もっと環境にやさしい木材をと考えた末に生まれたのが、津江杉の「輪掛け乾燥」材です。

輪掛け乾燥
伐採した樹齢60年以上の杉丸太を土台の上に積み上げ、一年かけて太陽と風の力で乾燥させます。初め200%もあった含水率が40〜50%に下がります。
人工乾燥に比べ、自然の力だけで乾燥させるので、その分CO2の排出量を削減できます。環境にもやさしい乾燥方法と言えます。

輪掛け乾燥
この「護持(ごじ)の森」には、現在約2万本(40,000m3)の杉の木がストックされています。この名前には大切に守り保つという意味が込められているそうです。

輪掛け乾燥
杉一本一本にバーコードを貼り、乾燥開始時期や大きさなど木の履歴を入力します。適切な管理と生産を繰り返すことで、森と暮らしの間に持続可能な循環が生まれます。

輪掛け乾燥
1年の輪掛けを終えた杉丸太は製材され、さらに3〜4ヶ月テント内で養生されます。この過程で含水率が人工乾燥と同程度の25%以下に保たれます。
自然乾燥により、人工乾燥では失われやすい「木」本来の色味や香り・艶加減、さらに湿度のコントロール機能等を蓄えたまま出荷されます。
この津江杉で造られた家は、木によって適度な湿度に保たれ、心地良い木の香りのする、環境だけでなく人にもやさしい家となります。
時間をかけてゆっくりと家づくりをされたい方にはお勧めの木材です。

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