古いマンションの一室を津江杉材で改造・再生したビルのリノベーションです。室内は柱、梁をそのまま現し、床や壁、天井も土・紙・炭などの自然素材を多用して、ここち良い空間に仕上げました。
上津江村から運び込まれた『津江杉』を加工後、一本一本手運びで組み込み、限られた空間や限られた作業方法で進んでいきます。退出後の現状復帰も可能で、既存建物との取り合いを考慮しながら、事務所部分と住宅部分の構図が立体的に重なっていきます。
床下は白州土（呼吸床）やペットボトルを利用した水蓄熱とし、ビルの内部に創られた天井裏は、収納スペースとして活用しています。またお隣の屋根をお借りして、太陽熱で床暖房や換気・給湯ができるパッシブソーラーを導入し 今後の都市部での集熱、蓄熱と言った熱的デザインを試みています。

• 第20回　住まいのリフォームコンクール 受賞作品
• フォルツァ・「デザインリフォーム展」
• 「リフォーム便利帳」2003.12月号 掲載
• 「西日本新聞」2002年7月5日 掲載
• 「読売新聞」2002年7月22日 掲載
• TVQ「辰巳琢郎 リフォーム夢家族」で紹介されました
• TNC「ももち浜ストア〜いまどきのリフォーム」で紹介されました